してあげる幸せをじっくり味わえ!


 どんな偉い人でも、自分だけで生きていくことはできない。すべては天地万物のおかげと感謝する心があれば、自ずとむさぼりの心がなくなり、布施の心となって現われてくる。
物でも心でも、自分ができる小さなことでいいから、人に喜びや安らぎを与えることである。そうすれば必ず自分に返ってきて安らかに生活できる。
「仏説きたまうに七種の布施あり、財物を損せずして大果報を獲ん」と『雑宝蔵経』にあるように、その気さえあれば、誰でも次の七つの布施をすることができる。

一、常に人に温かい視線を送り、優しい眼差しで人に接する「眼施」。
二、いつもニコニコと、温かく優しい顔で人に接する「和眼悦色施」。
三、常に温かい思いやりのある言葉で人に接する「言辞施」。
四、人が困っている時にそっと手を差し伸べて手助けをしてあげる「身施」。
五、「情けは人のためならず」と素晴らしい心で人に接する「心施」。
六、体の弱い人や困っている人に優しく席を譲ってあげる「床座施」。
七、宿に困っている人があれば泊めて、心からもてなしてあげる「房舎施」。
「してもらう幸せ」もいいが、「してあげる幸せは」爽やかである。



この世を絶対『楽しく』生きていくコツ


 毎日、人を世話しつづけるというのは、なみなみならぬ苦労である。
 毎日毎日、常に優しくしているなどということはなまなかな人間にはできかねることである。体の調子の悪い時もあれば、虫の居所が悪い時もある。そんな時には自然と不機嫌にもなり、扱いもぞんざいになるのが人間だ。すると、お互いにアラばかりに目がいって、ごくためにしか訪ねてこない人のほうが、ずっといい人に見えてくるものである。
例えば、実家や老人ホームにいる父母を、年に一回とか月に一回程度訪問してくれる次男や嫁のほうは、ほんの二、三時間も親切にすればよいのだから、どんなにいい人にもなれる。
ボランティアにしてもそうだ。しかし、現実に父母を引き取って世話してくれる長男夫婦や老人ホームの職員は、そうはいかない。
 持続するということは、何事でも大変なことである。だから、優しい言葉をかけたり、お小遣いや財産をあげるあんら、たまにやってくる弟夫婦や甥姪よりも、世話になる同居中の長男の嫁や職員にやることくらいの心掛けが大切である。
身近な人にはつい感謝を忘れがちだが、身近な人にこそ感謝をすることが、この世を楽しく生きていくコツだ。



こんな人には運のほうから擦り寄ってくる!


 「果報は寝て待て」というが、運は自らの力で「練って」つかみ取っていかねばならない。運を呼び込むには、運のいい人間にくっついていくことだ。
芸能界を見ていてもよく分かるが、売れているタレントにいつもくっついて歩いている者は、必ずといっていいほど売れてくる。それは、売れているタレントの行動を逐一観察しているからだ、と吉本興業の中邨秀雄さんは語る。
舞台での芸もさることながら、挨拶の仕方、スタッフとの接し方、クライアントのおだて方、酒の飲み方、果ては女の口説き方までじっと見ている。売れているのは、芸の面白さだけではなく、こうしたトータルの人間性が受け入れられるからである。
そのテクニックを盗んで、自分も売れっ子の行動を真似てみる。そうすると不思議と売れてくるそうだ。
会社も同じで、運の強い上司、カラッとしていて、常に前向きな考え方の上司についていくことだ。すると自分自身も、志向や考え方が前向きになってくる。
野球の世界で三割打者が少ないように、何事も三割せいこうすればよいほうだ。いつまでも失敗を愚痴るのではなく、前向きに取り組むことが大切である。すると、運のほうから寄ってくる。




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